CP+中止は残念だけど,新製品発表で物欲が…. [Camera]
雑記:28mmという焦点距離 [Camera]
RICOH GRIIIを使って思うのは,28mmという焦点距離の扱いづらさ.単に自分が28mmに向いていないだけなのか,自分には写真の才能がないのか,などと思ったりする.(才能がないのは確かかな?)
以前ネット記事にRICOHスタッフのインタビュー記事があった.要約は…
28mmは世の中を客観的に捉える視野(画角)と思っている.(人間の視野は,物事に集中しようとすると望遠に,逆にぼやっと眺めているときは広角に変化するズーム機能がある.)ぼやっと景色を眺めているときは28mm相当だろうと考えている.スナップ写真では目の前のものを,ありのまま写す画角となる.
同時にこのスタッフは,実は相当難しい画角とも認めている.撮影した写真を見ると散漫な絵になっていることがある.だからこそフットワークを使って撮影する必要があると.
そうなんです.まさにその通り.撮影時カメラの背面モニターを見ているときは,自分の目で見ている実物と違和感なく,自然な感じ.でも実際の写真をPCで見ると主題がぼやけてしまっている.まさにぼやっと眺めているときの視野(写真).
上手い人が撮れば世の中を客観的に捉える視野(写真)になるのだろう.まだまだ修行が足りないということだ.
フットワークを使って撮影するといっても,スナップ写真では難しいことが多い.とくに人物が入ってくると難しい.最近もFUJIFILMのX100Vのプロモーション動画が炎上した.ただこれはフットワークとかではなく,違う次元の問題のようだが…
また物理的に近づけない,遠ざかれないということもある.
ところで天下のLeica Qも28mmだ.プロは28mmを使いこなしているのか,使いこなせるからプロなのか.カメラ雑誌アサヒカメラにプロの思う「標準レンズ」の焦点距離に関するアンケートがあった.35mmと50mmが多い.28mmは少数派.プロでも扱いにくい焦点距離のようだ.ちょっと安心した.
同じアサヒカメラの中で高梨豊氏の話として,「年齢イコール焦点距離説」が載っていた.20代なら20mm前後の広角,30代なら35mm,アラカンは55~60mmを標準レンズとして使えというもの.なかなか面白い.50代の自分は50mm前後のレンズを使うことになる.いやいや気持ちは30歳,28mmかな.ズームレンズを使えば簡単な話だが,勉強(修行)として,もうしばらくGRIIIを使い続けようと思う.
MC-20の試写 [Camera]
最近の物欲 [Camera]
物欲爆発 CP+2019 [Camera]
時代はフルサイズなのか [Camera]
CP+その後の情報から〜の物欲 [Camera]
CP+ others [Camera]
CP+ Tokina COSINA etc. [Camera]
Tokina
FiRIN 20mm F2 FE AFはSONY FEマウンドのAFレンズ.光学系はFiRIN 20mm F2 FE MFと同じ.1年でAFバージョンを出すなら,はじめからAFレンズで出せばいいのにと思ってしまう.
デザインは以前のTokinaと比較して断然いい.だた最近のレンズはTAMRONも含めSIGMAっぽいのが気になる.さらに後からデザイン変更しているのにSIGMAを越えていない.それだけSIGMAのデザインが優秀ということか.デザインでいえば,このレンズはシンプルすぎて距離窓もなく,ファンクションボタンなどもない.実際の使い勝手ではどうなんでしょうね.個人的にはOKですが….
実際さわって気になったのがAFの動作音と動き.少しぎこちなく,少し音も気になる.製品版までによくなっていると期待しましょう.
フードはMFタイプとは違って花形フードになっているがバヨネットは同じなので互換性があるとスタッフが言ってました.
opera 50mm F1.4 FFは一眼レフ用AFレンズ.このスペックのレンズは純正,SIGMA,MFではZEISS,SAMYANGと揃っており激戦区.ユーザーからは選択肢が増えて嬉しいが,勝ち残ることができるだろうか?こちらのAF動作はスムーズで問題なさそうです.
SAMYANG
AF14mm F2.8 EF.同社初のCanon用AFレンズはなんと14mm超広角から.第一印象は軽.これってモックアップじゃないかと思うほど.隣に展示してあったXP 14mm F2.4はずっしり.
同じシリーズのXP50mm F1.2もあった.XPシリーズはZeissのデザインに似ている.これには好き嫌いが分かれそうだ.個人的にはいまいちだな.
COSINA
Voigtländerブランドレンズ3本の参考出品があった.
MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5 E-mountは65mmに続くマクロレンズ.ちょっと焦点距離が近い気がする.
COLOR-SKOPAR 21mm F3.5 Aspherical E-mountはF値は違うがTokinaのFiRIN20mmのライバルか?こちらはコンパクトさが売りで,付けっぱなしでスナップ撮影に良さそうですね.
NOKTON 50mm F1.2 Aspherical VMはライカMマウント互換.VMマウントには50mm F1.1というレンズがあるが,後継機になるのかな.スタッフさんに聞くのを忘れた.
興和光学
昨年参考出品のPROMINAR 90mm F2.5 Macroは今回情報なし.スタッフにそれとなく聞くと苦笑い.さてどうとるか?
中一光学
最近の中華製レンズはバカになりませんね.ラインナップも充実し,とっても魅力的です.立派なカタログもありました.
最近気になっているハイスピードレンズ.新製品ではないがSPEEDMASTER 25mm F0.95はマイクロフォーサーズ用で結構コンパクト.SPEEDMASTER 50mm F0.95はSONY Eマウント用でそこそこ重量があった.ちょっと明るいマニュアルレンズが欲しくなりました.
FREEWALKER 20mm F2 MACRO 4-4.5:1はマクロ専用レンズ.フィルム時代は各社からベローズに付けて使用するマクロ専用レンズがあった.その一つのOLYMPUSのZUIKO AUTO MACRO 20mm F2のリバイバル製品とでのいった製品.よって単体ではあまり倍率を変えられないベローズマクロ的なレンズとなる.当たり前ですがワーキングディスタンスが非常に短い.
同様のレンズとして後述のLAOWA 25mm F2.8 2.5-5× ULTRA MACROがあるが,単体で倍率を変えられLAOWAの方が使いやすそうだ.ただ価格はFREEWALKERは2万円前後,LAOWAは5万円前後になりそうだといっていた.コスパはFREEWALKERに軍配があがる.
七工匠
中一光学と同じ焦点工房のブースにあったレンズメーカー.「しちこうしょう」と読む.
ケース内に12mm F2.8,7.5mm F2.8 FishEyeをみつけた.最近のCP+にはどんどん中華メーカーが出品するようになってきた.目が離せないですね.
LAOWA
中華メーカーにはいまだにちょっと抵抗があるが,Anhui ChangGeng Optical Technology(Venus Optics)のレンズブランドLAOWAは注目している.個性的な面白いレンズを出している.ただ初期の15mm F4 Macroや60mm F2.8 Macroはデザインがいまいちだった.それも徐々に格好良くなってきた.欲を言えばメーカーロゴ格好悪すぎ.変えて下さい!
昨年参考出品の接写専用レンズが25mm F2.8 2.5-5× ULTRA MACROとして正式発表された.無限大が出ないマクロ専用レンズだ.中一光学のFREEWALKER 20mm F2 MACRO 4-4.5:1と比較してヘリコイドで鏡胴が大きく伸び,倍率を変えられる.ベローズが内蔵されたと思えばいいのかな.使いやすさでいえばLAOWA25mm.同じようなレンズとしてCanonのMP-E65mm F2.8 1-5× MACROがあるが,LAOWAの方がコンパクト.ちょっと物欲が上昇中.
ただ昨年参考出品の時はレンズ前方にリングライトを付けるといっていたが,結局昨年とデザインはほとんど変化なくライトはなし.レンズ前方にバヨネット用の溝があるが,これはキャップ用で外付けライトもないそうだ.何か自作できそうな気もするが…