「皆既日食・グアム・小笠原クルーズ」 ぱしふぃっくびいなす:帰宅 [旅行]
前回,前々回の「出発」や「帰国」の記事を見られた方は?でしたでしょう.実は皆既日食をみるためグアムのさらに南の海上までクルーズ旅行をしていました(「日食準備」という記事も書いたので気づいたかな?)今日帰宅しました.
今回のクルーズは日本クルーズ客船のぱしふぃっくびいなすという日本のクルーズ客船で皆既日食を観測後,グアム・小笠原に寄航する「皆既日食・グアム・小笠原クルーズ」というもの.はじめても本格的クルーズでした.
海上のためネットは繋がらずblogを更新できませんでしたが,記事は書いていました.しばらくの間旅行記にお付きあい下さい.
2016-03-16 19:34
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小笠原総活 [旅行]
とうとう6回目を数える小笠原旅行.今回は世界遺産認定後初めての訪問.今までの小笠原とやや印象が変わった.
(去年あたりから少し変化を感じていたが)以前ののんびりした雰囲気がなくなってきている.いわゆる観光化が進み,都会並みとまではいわないが,沖縄などの他の観光地と変わリなくなった.以前から小笠原も観光地ではあったが週に約1便の船しか交通手段のない島では,みんなのんびりしていた.
前は来島者が自分からやりたいことをやり(逆に何もせずのんびりして)楽しむ感じであったが,現在は島の観光業者が積極的に接客に走り,主導権が来島者から島の観光業者に移ったようだ.遊ぶのではなく遊ばされているような感じが以前の島の印象とは違ってきた.
昨年同じ宿に泊まった方と帰りのおが丸でお会いした.その方はダイビング目的で,昨年は非常によかったので今回2度目の来島であったが,今回はあまりにも事務的な対応とスタッフの不慣れ(新人だったのか?)でもう二度と来ないと言っていた.
また昨年PAPAYAの聟島ツアーでご一緒した方と偶然島でお会いした.この方も小笠原には何回も来ているとのこと.しかしもうこれが最後といっていた.あまりにも観光客が多くのんびりできないと.以前の小笠原を知っている人はこの変化に戸惑っているのかもしれない.
島にはアルバイトの若者が増えた.彼らは都会育ちだろう.都会の感覚がどんどん島に持ち込まれてしまう.さらにのんびりした雰囲気は薄れてしまう.前述の昨年ご一緒した方が言っていた「島に年寄りがいなくなった」が印象的であった.
年寄りはどこへ消えたのか.約20年前初めて小笠原を訪れた時,二見港に到着し最初に目に入ってきたのが,今もある港のガジュマルの下のベンチに二人の老人が並んで座っていた.話をしているわけでもなく,二人ともただ港を眺めていた.そのときの光景は今でも忘れられない.何とものんびりした光景.これが私の小笠原の印象の出発点かもしれない.
どちらがいいとかいう問題ではないが,ただ個人的には日本で唯一のんびりできる楽園がなくなってしまったような感じが残念だ.
それでも小笠原には人を引きつける十分な魅力がある.
次回小笠原を訪ねるのは数年後,世界遺産の騒ぎが落ち着いてから行こうと思う.
タグ:小笠原
小笠原雑記1. [旅行]
今回世界遺産認定の影響なのか,宿をとるのが大変だった.
最初にお世話になったのがAQUA.
最近新築リニューアルしたばかりの小さな宿.ご夫婦2人でやっているようだ.アットホームな感じがいい.個人的には一押しの宿だ.(ホテルホライズンは別格として.)
部屋については今回唯一空いていたのがペット同伴の部屋で特殊な作りなので,部屋の評価はしないでおこう.それでも部屋は十分広く,清掃も行き届いており,快適に過ごせた.一般の部屋も相当期待できると思う.
料理は夕食が懐石風の提供であった.上品な薄味の味付けで美味しかった.特に煮付けは絶品であった.料理担当はご主人で料理店での経験があるらしい.
島なので海鮮物の料理が中心と思われるが,そうでもない.ここではそう多くの魚介類が取れるわけでもないらしい.さらに冷凍して輸送可能なものは築地へいってしまうそうだ.
AQUAはおが丸出航中は営業しないため,出航中昨年もお世話になったハートロックヴィレッジへ.
宿の前にガジュマルがあり,小笠原らしい?宿だ.ここも比較的新しい宿で,部屋は綺麗で広さも十分.テラスからは二見港が見える.(電線も見えるが…)
とにかく若いスタッフがキビキビと働いていて非常にフレンドリーな対応で気持ちがいい.
料理はごく一般的な感じ.ただ天気がよければガジュマルのテラスで食事ができ,シチュエーションとしては最高だ.
母島では前回に続きラ・メーフに泊まった.
比較的リーズナブルで各部屋にユニットバス付き.ただこのユニットバスは改装して後から付けたもので,そのため部屋が異常に狭い.大きな鞄を広げられない.もっとも寝るだけと思えば十分か?
食事はとても美味しい.特にカメの煮付けは絶品.今までもカメの煮付けを食べたことがあったが,正直臭い.臭いものと思っていたが,ここの煮付けは全く臭くない.下処理をちゃんとすればこんなに美味しいものなのだと再認識した.ここのカメの煮付けを食べるために母島に行く甲斐はあると思う.
タグ:小笠原
小笠原の風 [旅行]
今回でもう6回目となる小笠原.何年かすると何となく行きたくなってしまう.(今回は硫黄島クルーズという大きな目的があったが…)
それにしても島内をよく歩いた.そして遊歩道や公園のベンチでよく寝た.小湊海岸,大村海岸,境浦海岸,各遊歩道のベンチ.母島でも.数分から長いときは1時間の昼寝.
年のせいで体力が低下し,歩き疲れ,つい横になってしまう.それもあるだろうが,それだけではない.「風」のせいだ.(いいわけではない)
小笠原の「風」は何とも気持ちがいい.前から思っていたが,今回特に感じた.もちろん台風の時など牙をむくこともあろう.しかし今回感じた「風」はうまく表現できないが,甘いような,優しいような,柔らかい風だ.
そう確かに甘い.都会の排気ガスや生活臭の混じった風とは違う.しかし無味無臭とも違う.何となく甘い感じがする.気のせいかもしれない.しかし感じる.花の香りだろうか?しかし島を覆う大気全体を甘くするほどの花は咲いていない.島の森を通り抜け,森の香りをまとったのだろうか?特に母島の「風」は明らかに甘かった.
そして優しい風.柔らかい風.単に体に風が当るだけではない.体を一瞬包み込み,そして流れていくような感じだ.まとわりつくのとも違う.今回の滞在中やや風の強い日があったが,やはり優しく,柔らかい.周囲が海のため,風はある程度の湿度を保っていて,その程度とは人間の皮膚にとってまさに優しい湿り気なのかもしれない
しかし同じ南の島でも沖縄の風は湿度が高いのだろう,もやっとした風に感じる.小笠原の「風」は全く別物だ.もちろん主観的なものだし,また時期,地理的要因など影響しているのかもしれない.しかし以前小笠原を訪れたときも同じ「風」だった.
小笠原に風が吹いている限り,まさに楽園といえよう.少なくとも自分にはこの小笠原の「風」があっている.この小笠原の「風」が好きだ.毎回これが最後と思うのだが,「風」を感じにまた行くことになるだろう.
タグ:小笠原
小笠原 写真ファイル〜出港スナップ〜 [旅行]
いよいよ旅も終わり.小笠原ともお別れ.
(E-PL1 MZD9-18/4-5.6)
みんなが送ってくれる.お世話になった宿の人も見送りに来てくれた.
(E-PL1 MZD9-18/4-5.6)
和太鼓で送ってくれた.
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寂しいな
(E-PL1 MZD9-18/4-5.6)
海上でも船が見送ってくれた.
(E-PL1 MZD9-18/4-5.6)
夕日もなんだか寂しく感じる.
(EOS7D TAMRON SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD)
翌日晴天.船のおこす波に虹が.
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東京湾に入ってきました.アクアラインの風の塔.
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海ほたる
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とうとうコンクリートジャングルに戻ってきた.
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小笠原 写真ファイル〜聟島ツアースナップ〜 [旅行]
初めての聟島ツアー.PAPAYAの船で北上.
最初は嫁島.写真は嫁島周囲の岩.
(E-PL1 MZD14-42/3.5-5.6II)
媒島周辺にも奇怪な岩が多い.
(E-PL1 MZD14-42/3.5-5.6II)
針之岩.
(E-PL1 MZD14-42/3.5-5.6II)
針之岩とその後方に聟島.
(E-PL1 MZD14-42/3.5-5.6II)
ここからは小舟に乗り換え聟島へ上陸.
(E-PL1 MZD9-18/4-5.6)
聟島の海岸に上陸.
(E-PL1 MZD14-42/3.5-5.6II)
聟島ではアホウドリの営巣地の移転プロジェクトが行われており,スタッフのテント村.
(E-PL1 MZD9-18/4-5.6)
元島民の岩崎亀五郎さんの墓.亀に乗ってます.
(E-PL1 MZD9-18/4-5.6)
聟島には高い木はなく,低木と草のみ.
(E-PL1 MZD9-18/4-5.6)
どこもこんな感じ.
(E-PL1 MZD9-18/4-5.6)
こちらもこんな感じ.
(E-PL1 MZD9-18/4-5.6)
所々に戦跡も残ってます.
(E-PL1 MZD9-18/4-5.6)
なんとここでカメラ(E-PL1)のバッテリー切れ.でも周りを見ても同じような風景.時期的に草木は枯れており,荒野の様相.次回初夏にきてみたい.
小笠原 写真ファイル〜母島スナップ〜 [旅行]
父島から母島へ.
ははじま丸から見えるハートロック.
(EOS7D TAMRON SP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD)
いよいよ母島が見えてきた.
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母島沖港入港.父島ほどではないがお出迎え.
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港にあるモニュメント.
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港の奥のははじま水族館?
(E-PL1 MZD14-42/3.5-5.6II)
全景はこんな感じ.
(E-PL1 MZD14-42/3.5-5.6II)
港横の月ヶ岡神社の下は鍾乳洞.とっても小さな鍾乳洞.
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元地集落の入り口のガジュマル.
(E-PL1 MZD9-18/4-5.6)
(XZ-1 アートフィルター:ドラマチックトーン)
ロース記念館.
(XZ-1 アートフィルター:ドラマチックトーン)
赤土で栽培されるジャガイモはとっても甘く美味しいらしい.
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レモンも
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南崎の小富士からの展望.鰹鳥島,その奥は左から妹島,鰹鳥島の後が姉島,右が平島.
(E-PL1 MZD9-18/4-5.6)
小富士から南崎.
(E-PL1 MZD9-18/4-5.6)
小富士から北を見渡すと母島の山々が.
(E-PL1 MZD9-18/4-5.6)
マルハチの幹
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マルハチ
(XZ-1 アートフィルター:ドラマチックトーン)
タコノキ
(E-PL1 MZD9-18/4-5.6)
シマホルトノキの板根.
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母島の森
(E-PL1 MZD14-42/3.5-5.6II)
父島・母島での最高峰,乳房山山頂.
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乳房山から元地を見下ろす.
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北港は寒空.
(E-PL1 MZD9-18/4-5.6)
北村小学校跡はまるでラピュタのようだ.
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指が6本.
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戦跡
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戦跡
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夕日.残念ながらグリーンフラッシュは見られなかった.
(E-PL1 MZD14-42/3.5-5.6II)
ははじま丸出港.中学卒業生の送迎.父島の高校に通うらしい.
(E-PL1 MZD14-42/3.5-5.6II)
ははじま丸出港
(E-PL1 MZD9-18/4-5.6)
3日後の出港では見送りはパラパラ.ちょっと寂しい.
(E-PL1 MZD9-18/4-5.6)
小笠原 写真ファイル〜父島スナップ〜 [旅行]
東京芝浦を出港.小笠原まで約1日の船旅.翌日,朝日を船上で迎える
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父島列島が見えてきた
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二見港入港
港のガジュマル.およそ20年間最初に来たときと変わりない.
(E-PL1 MZD9-18/4-5.6)
大村のシンボル,聖ジョージ教会
(E-PL1 MZD9-18/4-5.6)
ある宿の庭に建っている.これも20年前にもあったような気がする.
(E-PL1 MZD9-18/4-5.6)
この時期島内にはデイコの赤い花が目につく.
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二見港全景(旭山山頂から)
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境浦の沈没船は崩壊が進んだようだ.
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小港海岸
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小港海岸(手前)とコペペ海岸(奥)
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ブタ海岸と南島
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ブタ海岸でブランコ.ちい散歩できて欲しいな.
(E-PL1 MZD9-18/4-5.6)
ジョンビーチまでの遊歩道は変化に富む.
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小港海岸から徒歩2時間,ジョンビーチに到着.
(E-PL1 MZD9-18/4-5.6)