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回折レンズのフレア対策 [Camera]

NikonのサイトにPFレンズの説明がでていました.素人でよく分かりませんが,自分なりに解釈すると…

解説図を見る限りNikonの回折レンズは単体で回折格子が露出しているようです.一方Canonは2枚のレンズを合わせたような積層型です.どちらも回折レンズを使って色収差を補正すること同じようです.問題は回折フレアで,回析格子と空気層の間で発生するようです.今回Canonは密着型の回折レンズを開発したわけです(EF400mmF4 DO IS IIで採用).これで回折フレア低減に成功したとのことです.

Nikonは回折格子が空気面で露出しているのでフレアが発生します.Nikonはソフトウェアで対応するようです.ちょっと意外.Nikonがソフトで誤魔化すなんて.もうちょっと保守的かと思ってました.すでにNikonもEタイプ(電気制御絞り)になって,古いフィルムカメラユーザーを斬り捨てたし,ソフトで対応で十分と判断したのでしょう.

Canonの方はDOレンズ発売が2001年.まだまだフィルムカメラが全盛であったし,ソフトで対応など考えられませんでした.今ならソフト対応でもユーザーから受け入れられると思いますが,それでも光学的対応しようとする姿勢は素晴らしいと思います.

今回Nikonの300mmF4E PFは(画質の問題(回折フレア)はソフトで対応し),あくまで小型軽量に重点を置き,CanonのEF400mmF4 DO IS IIは画質向上に重点を置いたといった感じかな.

タグ:NIKON Canon
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Atwight

こんばんは。
ここ最近、新しいタイプの硝材や新しい方法でのレンズの開発方法など、少しずつ発展してきている見たいですね。
10年後のカメラやレンズはどうなっているのか、変わらないところもあるでしょうが楽しみです。
by Atwight (2015-01-10 20:52) 

Y

Atwightさんコメント有り難うございます.
年々重い機材をもっても撮影はきつくなってきました.新技術で小型軽量化は大歓迎です.
by Y (2015-01-11 19:38) 

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