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photokina終了 [Camera]

今回のphotokinaはHasselbladのミラーレス参戦や小型フルサイズ一眼レフ,フルサイズコンデジなど盛りだくさんだった.来年のCP+で実際見たり触ったりするのが楽しみだ.
一方CanonやNikonからの新レンズ発表はなかった.開発発表もなく寂しい限りだ.

今回のphotokinaを振り返ってみる.直前に事前の情報・噂から今回のキーワードを3つ挙げたが…

1.フルサイズ化
2.ローパスレス
3.像面位相差センサー

フルサイズ化については“OLYMPUSもフォーサーズやめてフルサイズにしたら”で述べたのでそちらを参照ください.

K-5IIsのローパスレス,ちょっと前に発売のD800Eはローパス効果を相殺するギミックを搭載するなど,ローパスフィルター排除の動きは徐々に広がってきた.
ローパスフィルターレスまでいかなくとも,SONYはα99で多点分離光学ローパスフィルターを採用.メーカーによると「点像の強度分布を細かくコントロールすることで,光線分離パターンを最適化し,モアレ・偽色を低減しながら高い解像感を両立させた」とある.一体これがどの程度の効果を呈するか注目だ.PanasonicのGH3も新開発のローパスフィルターを搭載した.OLYMPUSは少し前からローパスの効果を弱めるなどの対策をとっている.

一方Canonはローパスフィルターに対する答えを出していない.新機種が出るたびに改善しているだろうし,もちろん研究開発も継続しているだろう.しかし明確な答えを出していない状態だ.どういった解決策を出してくるか注目だ.今回のphotokinaでその答えが出なかったのは残念だ.最近のCanonは後出しジャンケンばかり.もっと積極的に業界をリードするような姿勢で頑張って欲しい.

α99のデュアルAFの性能は気になるところだ.SONYはトランスルーセントミラーテクノロジーを用いているため像面位相差センサーの恩恵を十二分に受けるかたちとなった.一方一般的な一眼レフでは像面位相差センサーはライブビューや動画の時ぐらいしか使い道はないのだろうか.TTLダイレクト測光がミラーアップ中も測光を続けているように,ミラーアップ中に像面位相差センサーでピントのズレを補正するとか….シャッター膜が開いている間にそこまでは無理か?

ミラーレス機では像面位相差センサーが普及するだろう.センサーの性能アップとともにAFの高速化・高精度化が進めばいよいよ一眼レフにとってかわる可能性が出てくる.ただEVFの表示におけるタイムラグは解決されなければOVFが無くなることはないだろう.

またレンジファインダー機に搭載すればフォーカスエイドとして使えそうだ.LeicaだけでなくCOSINAやエプソンあたりがフルサイズ像面位相差センサー搭載レンジファインダー機を出してくると俄然面白くなる.さらに昔のCONTAXのAXのようにセンサーを前後させAFにすれば現状のMマウントのままAFが可能になる?

こんなよもや話はどうでもいいか.でも今回のphotokinaで今後の方向性のキーワードが上記の3つで間違えないと感じた.今後各メーカーがどういった回答を出してくるか楽しみだ.

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