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久しぶりのフォーサーズの動向 [Camera]

とはいってもインタビュー記事で実際の製品発表ではない.中国サイトの記事のようでその訳がデジカメinfoに載っている.(中国のサイトではあるがインタビュー記事なので,単なる噂記事とは違う)

注目は
1.オリジナルフォーサーズについてはE-xとE-xxともに継続し,E-xxxはマイクロフォーサーズに置き換える.
2.オリジナルフォーサーズ用レンズについては引き続き開発していく.しばらくはマイクロフォーサーズ用レンズに重点をおく.
3.マイクロフォーサーズ用の大口径レンズなどユーザーの要望に応える製品を出していく.

オリジナルフォーサーズについてはE-5は出たもののレンズの新規開発を止まっているようだし,このままフェードアウトかと思われていたが,今回はっきりと継続と表明しています.もっとも新製品やモックアップの発表もないので,開発研究は細々としているが実際製品が出るかどうかはわからないといったところだろうか.期待しすぎも危険のようだ.

一方E-xとE-xxの2ラインナップの表明は現実的.営業的に見てE-xのみでは商売にならないだろう.レンズやアクセサリーの新規開発も絶望的.下のクラスを用意することで販売台数も増え,レンズ・アクセサリーの販売も増えよう.2ラインナップの表明で「継続」の現実味があるものと思われる.

そう見ていくとOLYMPUS社内でデジ一眼レフを取り巻く環境の変化があったのではないか.一つはE-5の評価であろう.予想以上の市場の高評価でまだまだいけるといった雰囲気が高まり,デジ一眼レフ開発中止を考えていた社員もトーンダウンといった感じではないか.

二つ目は社長交代.今度の外人社長はデジ一眼レフに対しどういった考えをお持ちなのかは知らないが,社内に何らかの変化があったのではないかと思う.少なくともデジ一眼レフ事業を原点から見直す機会になったのではないかと思う.その結果がこのインタビュー記事であれば,オリジナルフォーサーズの将来に光を見いだすことができよう.

OLYMPUSのカメラ事業で一番のネックはイメージセンサーだ.今までのPanasonicのセンサーでははっきり言ってユーサーを納得させるものではなかった.今後もダメセンサーでは他社と張り合っていけない.OLYMPUSがいくら頑張っても限度がある.E-5は素晴らしいカメラではあるが,ローパスフィルターの改善などでは他社も直ぐ真似してくるだろう.やはり他社と勝負できるセンサーが必要だ.いくらデジ一眼レフの新製品を開発してもまた同じセンサーでは売れないだろう.

本当にオリジナルフォーサーズを継続するというなら,センサーに関して何らかの目論みがあるのではないだろうか.それはPanasonic以外からのセンサーの供給か.Kodak,富士,東芝,SIGMA…どこのセンサーもPanasonicと比べれば魅力的.最近富士や東芝は三層構造のセンサーの特許がネットで紹介されていたが,フォーサーズに搭載されないだろうか.とにかく高性能なセンサーを搭載した魅力的なデジ一眼レフの発表を待ちたい.そのときは再びフォーサーズユーザーになることを検討しよう.

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