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書かずにはいられない SD1 [Camera]

今回のphotokinaの一番のサプライズはSIGMAのSD1だろう.

すでにネットではいろいろと騒がしくなっている.


あるネットをのぞくと,イギリスからの情報らしいが2011年2月に発売予定で価格は1800~2000ポンドになるだろうと.


SIGMAはそんなに簡単には売ってくれません.発売までヤキモキさせるのがお得意.まあ楽しみに待つとして,この価格は本当だろうか.日本円に換算すると25万円前後となる.結構高いな.


性能の方はどうか.前回も書いたが現時点では開発発表なので詳細はまだ固まっていない可能性があるが,今回の発表でISO感度が公表されなかった.メーカーHPでは「『SIGMA SD1』はポートレートや風景,スタジオ撮影など,厳しい目を持つプロやハイアマチュアの要求に高次元で応える最新のデジタル一眼レフカメラです.」との紹介文があり,スタジオ撮影のような十分な光源のある環境下での撮影を前提としているようにもとれる.


すなわち高感度には難あり.DP1を使用しているがISOをちょっとあげるとノイズがすぐ出てくる.ほとんどISO200まで,緊急用にはISO400まであげている.どうもSIGMAのカメラは高感度への対応が不十分のようだ.


スタジオ撮影を基本に考えているのなら感度はISO200程度までで十分であろう.一方高い防塵・防滴性は必要ないだろう.簡単な防塵・防滴にして,その分コストダウンをはかって欲しい.スペック的に矛盾しているように思える.


逆にアウトドアでの撮影を考えているなら,画素数を30メガピクセル(記録画素1000万画素程度)に押さえて画素サイズを大きくし集光効率を上げ,高感度に強くするべきだろう.X3ダイレクトイメージセンサーなら1000万画素でも十分魅力的だと思う.(SD15までは記録画素数はたったの460万画素なのだから.)


結局SIGMAとしてはSD1の使用環境をインドア撮影に想定しているのか,アウトドア撮影に想定しているのか,はっきりしないカメラ作りをしている感じだ.もちろんオールマイティーなカメラならそれに越したことはない.しかし今のSIGMAの技術ではやや無理であろう.


SD1開発にはOLYMPUSの影がチラホラの噂があるが,マグネシウム合金ボディや高度の防塵・防滴の採用はOLYMPUSに乗せられたのではないだろうか.(ボディはOLYMPUS製?)SIGMAとしてどういったカメラを作るのか原点に戻って,必要ない余計な付加価値を捨ててコストダウンをはかって欲しい.


どうあれ25万円はきびしい.ボディだけならともかく,SIGMAのSAマウントレンズは1本も持っていない.レンズもそろえると一体いくら掛かるやら.できればSD1発売後,次のSD16は30メガピクセルで高感度に強いカメラにして,15万円以下でどうでしょう.山木社長!


解像度がくっきりなのでピント精度は重要.AFセンサーはOLYMPUS製?なら心配はないと思うが,SIGMAにうまく移入できるだろうか.SD15の今までもアルゴリズムと新しいAFセンサーとの相性は?


ブレも大敵.SIGMAのレンズの一部には手ぶれ補正が搭載されているが,全レンズではない.特に単焦点レンズには搭載されていない.50mmや85mmなどSD1で使ってみたいレンズではあるが,一刻も早くリニューアルして手ぶれ補正を搭載すべきだろう.(85mmは出たばかりだけどね)


まだ発売もされていないのに勝手にいろいろ悩んでいるが,今が一番楽しい時なのかも.


タグ:SD1 SIGMA
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