太地町住民の毛髪水銀濃度 [時事]
クジラの町の住民の毛髪から高濃度の水銀が検出された.鯨食と関連があるらしい.
海洋汚染から水銀がクジラに蓄積して,それを人間が食し蓄積する.最悪の場合,人間が水銀中毒になってしまうかもしれない.
こういった問題が報道されると,鯨肉の売り上げにも影響するだろう.今でさえ鯨肉の需要が減って余っているらしい.さらに鯨食が減り,鯨文化がすたれてしまうのではないか.
そういえば海外の日本料理店で捕鯨が出されて問題になった.国内需要が減り海外での需要を期待して輸出したのだろうか.もともと今流通している鯨肉は調査捕鯨でえられたもの.商業捕鯨ではないので輸出禁である.このケースは密輸となる.
鯨肉の売り上げは調査捕鯨の費用に当てられている.今後さらに鯨食が減れば,鯨肉の需要という点からも,費用という点からも,調査捕鯨という商業捕鯨を行ってクジラを捕ってくる必要はなくなる.そろそろ調査捕鯨の根本的見直しが必要ではないか.(もちろん調査捕鯨全体を否定しているわけではない.しかし問題も多いのは確かだろう.)
2010-05-10 08:37
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