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医療体制逼迫していない… [時事]

このブログの趣旨からは外れるが,ちょっと気になるし,ちょっと不安だし,ちょっと頭にきたので記事にしました.鳥やカメラとは関係ないので,興味のない方はスルーしてください.

東京では新規コロナ患者数が増加と一途.ついに9日には新規患者数最多を更新.10日も連日で最多更新.

それでも緊急事態宣言は出さず,行動制限措置の解除を止めず,むしろさらに推し進めている.その理由として医療体制に余裕があるから.ちょっと違和感を感じるな.医療体制が逼迫するまで経済優先で患者が増えようがお構いなしか?

わざわざ逼迫するまで待つ必要なんかない.もうすでに医師,看護師,医療施設スタッフは身体的,心身的にもう限界だ.都内の大学病院では看護師400人が退職を希望しているとニュースが流れた.もちろんコロナだけの理由ではなく,経営陣に対する不満などいろいろとあるのだろう.

大体,医療体制というがコロナ患者収容ベッド数だけで判断されても困る.一般病棟の潰しコロナ用に変更していたり,スタッフを動員しているだけで,他疾患の患者へのしわ寄せとなっている.ベッド以外にもレスピもコロナ優先となり,一時は通常の手術さえ延期されていた.中国のように数日で病棟を作り物理的にベッドを増やせばいいかといえば,それも違う.医師などスタッフがいなければ,どうしようもない.急に医師の数を増やすことはできない.コロナ収容ベッド数が空いているから「医療体制は逼迫していない」とは現場の状況が全くわかっていない.紙上の数値だけで判断するなど,まさに官僚的なのかな.西村大臣とやらは官僚出身だった.思わず納得!

医療体制云々はあくまでも治療体制のことであり,新規患者数の増加を抑えることとは違う.患者数を抑えるにはやはり行動制限やソーシャルディスタンスやマスクの着用など個人の取り組みなどが必要だ.その努力の結果をしても患者数が増えたときに医療の出番となる.

その行動制限をどうするかは最終的には政治的判断となろう.しかし今の政府はどうしても経済優先.西村大臣はもともと経済再生担当で、今回新型コロナ対策担当を兼務している.通常なら厚労大臣が担当すべきだが,初期対応の不味さから加藤大臣の信頼はガタ落ち.そこで経済とのバランスから西村大臣が選ばれたのではないかと推測する.その西村大臣の緊急事態宣言の時の第一声は「2週間様子を見ましょう」.宣言解除後の行動制限解除もそれこそ「前のめり」.バランス感など全く無し,とにかく経済優先な感じだ.国民の健康や生命より株価上昇の方が重要な人なんだろう.こんな人にコロナ対策担当を任せておいて大丈夫なのだろうか.

そして最終的にそのしわ寄せが来るのが医療現場のスタッフであり,国民である.すぐに緊急宣言の再発令はしなくても,行動制限措置の見直しなど必要ではないだろうか.それどころか呆れたのは国が率先して感染拡大を推し進めようとしている.その名は「GoToトラベルキャンペーン」.この国の政治家や官僚はどうかしているとしか言いようがない.テレビでアメリカのトランプやブラジルのボルソナロ大統領を見て,どうしようもないリーダーだ,両国民が可哀想と思っていたが,今や自身に降りかかってきた感じだ.

タグ:COVID-19
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