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撮影機材準備:「皆既日食・グアム・小笠原クルーズ」 ぱしふぃっくびいなす [旅行]


撮影に際してYouTubeで過去の船上観測の動画をみると,結構揺れているのがわかる.太陽がフレームからはみ出している.今回の撮影で一番の問題は揺れだろう.揺れ対策として動画用雲台を持ち込んだ.揺れに対して雲台を動かしシンクロナイズさせようという考えだ.

地上での撮影なら赤道儀が一番だろうが,揺れる船上ではもちろん意味がない.(結構持ち込んでいた人がいたがうまくいったのだろうか?)普通の三脚・雲台の組み合わせで固定してフレーム内に太陽が入った時シャッターを押す方法もあるが,それではいわゆる被写体ブレのもととなる.
(未来には天文雑誌の広告欄に船上撮影用スタビライザーなるものが登場するかもしれない.しかし現状では動画用雲台が一番だと判断した.)

足回りの次はレンズ.今回固定しての連続撮影はできないので,望遠レンズによるアップ写真のみとなる.太陽全体を撮ろうとすれば大きさから考えると焦点距離は35mm判換算で1500mm前後?.コロナを考慮すれば800mmぐらいだろうか.それに揺れてフレームからはみ出たりすることを考えると500〜600mmクラスが一番使いやすいだろう.

当初はCanonのEOS7DmkIIにEF100-400mmズームの組み合わせを検討した.換算で160-640mmとなる.海鳥バードウオッチングにもいい組み合わせだ.しかし太陽の撮影ではゴーストやフレアの出現が問題だ.対策としてはレンズ枚数の少ない光学系がいい.ズームより単焦点,単焦点よりさらにレンズ構成の単純な望遠鏡.

タカハシのFC-60はコンパクトで解像度もタカハシだから心配ない.それでいて結構リーズナブル.当初は第一候補であったが,日食撮影後の使い道を考えると….

ちょうどOLYMPUSから2月下旬にMZD ED 300mmF4 IS.0 PROが発売されると発表があった.すぐに予約入れた.しかし思っていた以上に高価.キャンセルしてPanasonicの100-400mmズームに変更も考えたが,結局発売日に入手できそうなので,今回の旅行のメインレンズにと考え,キャンセルせず購入した.

カメラも同時発売のPEN-F.こちらは当初からスナップカメラ用に購入予定であった.センサーは20万画素以上であり,EーM1より上.メインカメラに決定.

600mm(換算)レンズでは一旦被写体がフレームから出ると再びフレームインさせるのは難しい.ましてや天空の太陽,周囲に目印になるものがない.ガイド鏡が必要だ.それも接眼レンズを覗くようなものではなく,大きめのモニターに表示し,撮影用PEN-Fのモニターとガイド用のモニターを一緒に見えるようにしたい.ミラーレス機に中望遠レンズを付け背面モニターに表示させることにした.ガイドとしてE-M1に75-300mmズームを取り付け,PEN-F・300mmF4と一緒に雲台に載せることにした.

さらにリモートコード,PEN-Fの背面モニターにはピント合わせのための拡大ルーペ,もちろん部分日食撮影用に2本のレンズにND100000を取り付け完成.

その他周辺の水平線と一緒に皆既日食を撮ろうと魚眼レンズも用意した.古いNikonの対角魚眼しななかったのでフルサイズのα7にマウントアダプターを付けてNikonレンズを装着した.

最悪揺れがひどくてうまく取れない場合もあるだろう.手持ち撮影用にCanonEOS7DmkII・EF100-400mmも手元においた.

ただ十分試写する時間がない.ほとんどぶっつけ本番状態.はらはらどきどき.


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