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小笠原,世界自然遺産に登録って,微妙 [時事]

今年久しぶりに小笠原へ行ったが,やっぱいいよね.小笠原大好き.
しかし今回の世界遺産登録へは複雑な気分だ.

本来世界自然遺産はその保全・保護が目的のはず.ところが登録により観光資源としての価値が高まり観光客が押し寄せ,結局自然が破壊される.実際屋久島では大きな問題となっているようだ.

小笠原でも同様のことが起こりかねない.すでに自然保護のため南島への上陸は人数制限している.以前は制限がなかったため多くの観光客が上陸し,その踏み跡で自然破壊が問題になった.現在でもこんな状態なのだから登録後は観光客も増えるだろう.いろいろ立ち入り制限の場所が増えてしまうかもしれない.

聟島上陸ツアーも現在モニタリング中で今後上陸禁止となる可能性もあるそうだ.自然好きのリピーターにとっては残念でたまらない.

島民にとっては観光資源として箔がつき,多くの観光客で島の経済は潤い,大歓迎だろう.しかし自然が売り物の小笠原で自然が破壊されてしまっては本末転倒だ.

屋久島と違って小笠原はアクセスが不便だ.急に観光客が倍になるとは思えない.25時間の船旅なんて物好きしか行かないだろう.しかし登録を機に空港問題がまた大きくなると思われる.観光以外にも島民の足としての空路は悲願である.空港を作るとなるとやはり山を切り崩すことになる.世界遺産のために大きな自然破壊が進むことになりかねない.

どうなる小笠原.心配だ.

タグ:小笠原
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